軽油引取税は、本県の自主財源として重要な役割を担っているが、近年、軽油引取税の脱税を目的とした「不正軽油」の流通が、全国的に後を絶たない状況にあります。
この「不正軽油」は県税収入減の原因となるばかりでなく、通常の軽油より安く販売されているため、公正な市場競争の妨げとなります。
さらに、製造過程で生じる硫酸ピッチや、自動車の排気ガス中に含まれる粒子状物質や窒素酸化物は、健康や環境へ悪影響を与えるものとして社会問題化しています。
こうしたことから、行政、需要家、販売業者が連携・協力することにより、「不正軽油」を排除し、正常な軽油の流通を確保することを目的に、「鹿児島県不正軽油対策協議会」が設立されました。
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